預金通帳や有価証券などは、他の荷物に紛れ込ませてはダメ

預金通帳や有価証券などは、他の荷物に紛れ込ませてはダメ

引越し業者が守るべき決まりとして定められている「標準引越運送約款」では、
依頼者の貴重品の運搬については拒否できることになっています。

引越しのときに貴重品はどうするの?

貴重品とは、具体的には次のようなものを指します。

  • 現金
  • 預金通帳
  • 宝石や貴金属
  • 実印
  • 有価証券
  • 小切手
  • 手形
  • キャッシュカード
  • 商品券など

特に貴金属や宝石などをたくさん所持している場合には、
宝石箱なども含めると結構な重さになる場合がありますが、
たとえ梱包してあっても業者には運んでもらえない可能性があるので注意しましょう。

貴重品は自分で管理する

こうした貴重品については、自己管理で持ち歩くことが基本なので、
新居までの移動手段も含めて安全な方法を考えておく必要があります。

引越し当日は業者や管理会社など、色々な人間が出入りるするので、
必ず前日までに貴重品をまとめて、他の荷物に紛れないように別途管理しておきましょう。

万が一なくなったりしても、責任追及はできない

貴重品の運搬については、事前に業者が分かっていれば拒否することができますが、
依頼者から告知がなく、分からないままに運搬してしまうケースもあります。

ただしこのようなケースでも、
貴重品の紛失やトラブルについては業者側は免責となりますので、
万が一事故が発生しても業者に対して責任を追及することはできません。

このことを知らずに、つい荷物と一緒に梱包してしまう人がいますが、
貴重品が無くなった後になって、「どうしてくれるんだ!」と業者側につめよっても、
業者に対して責任を追及することは出来ないので注意しましょう。

貴重品に関しては、あくまでも自己の責任で管理する必要があることを覚えておきましょう。

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