画鋲や釘はなるべく使わないようにしよう

画鋲や釘はなるべく使わないようにしよう

賃貸物件の場合は原則としては壁に画鋲や釘を打つことはNGですが、
全てのインテリアを置くタイプにするというのもなかなか難しいのが現実です。

実際にはカレンダーや時計、ポスターなどを画鋲で止める程度であれば、
基本的には通常の使用範囲として判断してもらえる場合が多いようです。

ただし、いくら画鋲の穴が小さいからといって、
一箇所に何個も穴が集中していたり、
何度も刺しなおしたために穴が大きくなってしまうと、
破損として扱われる可能性もあります。

不動産業者に大家さんに確認しておく

こうした判断は大家さんの感覚によるところも大きく、
物件によって「画鋲のみOK」「画鋲も釘もOK」などと違いがあることも多いので、
まずは不動産業者や大家さんに確認してみることをおすすめします。

また全て駄目と言われた場合には、
以前の住人があけた壁の穴についても確認し、
傷がある場合には事前に大家さんにも伝えておくことで、
退去時のトラブル防止につながります。

壁に何か張りたいときにはどうすればいいの?

壁を破損せずに何か張りたいという場合は、
跡が残らないタイプのテープなどを活用しましょう。

通常のテープでは剥がす際に壁紙も一緒に剥がれてしまうことがありますが、
こうした特殊加工されたテープは、
壁紙を傷つけることなく張替えができるので非常に便利です。

ただし耐重量には限界があるので、時計などは落下する危険があります。

重量のあるものをどうしても壁にかけたい場合は、
既に壁に開いていた画鋲跡の穴を利用したり、
針の細い三点式の虫ピンを利用してみても良いでしょう。

また、かける位置を壁の中央ではなく目立たない端の方にすることも、
穴を目立たせない工夫の一つです。

すでに穴を開けてしまっている人は、壁の穴埋め専用のパテなどを利用して、
退去時に自分で修繕してみるのも一つの手です。

ホームセンターなどで何色か展開されているので、
壁紙の色に一番合った色を選んで試してみましょう。

自力で穴を埋めるなどの修繕行為を行った場合は、それも原状回復の一環とみなされ、
退去時のマイナスポイントを軽減できる場合があるので、覚えておくとよいでしょう。

ただし、これは大家側の判断次第で無効になるケースもあるので、
なるべく穴自体を空けないように工夫することが大切です。

なお、万一退去時に穴を空けた部分の壁紙の修繕費を請求された場合には、
当該箇所の修繕費のを支払えばOKです。

部屋全体の壁紙貼り替え費用を負担する必要はりません。

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