絨毯、カーペットのコーヒーなどの染み抜き方法

絨毯、カーペットのコーヒーなどの染み抜き方法

絨毯やカーぺットの部屋で一番気になるのが、
シミをつけてしまった場合の対処です。

シミをつけてから時間が経ってしまうと落とすことが難しくなるので、
どのようなシミでもつけた時にすぐ対処することが重要です。

シミの種類によって対処の仕方は異なりますが、
次のことは染み抜きをする際の基本なので覚えておきましょう。

絨毯、カーペットの染み抜き5つのポイント

絨毯やカーペットの染み抜きで重要な5つのポイントについて見て行きましょう。

シミの元はすぐに取り除くこと

どのようなシミであれ、シミの元はできるだけ早く取り除くことが大切です。
水分が多い場合はティッシュなどに水分を吸い取らせて、
絨毯がそれ以上汚れを吸い上げないようにします。

また固形物なら、すぐに取り除いて絨毯との接触を
最小限にとどめるようにしましょう。

ついてすぐのシミはぬれ雑巾でこすらない

さらにつけたばかりのシミの上からぬれ雑巾などでこすると、
シミが絨毯に入り込んでしまうことがあります。
シミの状態を確認して焦らずに対処するようにしましょう。

洗剤は必ず薄めて使う

どのような洗剤を使う場合でも、洗剤は薄めて使うことが原則です。
洗剤がシミの原因になることがあるので注意しましょう。

染み抜きは外側から中心に向かって行い、シミを広げない

シミの中心部は汚れが濃くなっているので、
中心からふき取ろうとすると返って汚れを広げることがあります。

最後は必ず乾いたタオルで洗剤を完全にふき取る

シミの元が取れても、洗剤痕などが残ってシミになる場合があるので、
乾いた雑巾で洗剤と水気を完全にふき取るようにしましょう。

水性の染み抜き方法

水性のシミの代表といえば、液体系の食品が挙げられれます。
特にしょうゆやコーヒー、紅茶は色が濃いのでシミが残ると大変です。

これらをこぼしてしまった場合は、
まずは汚れた部分にティッシュや乾いたタオルなど置いて汚れを吸い上げます。

さらに台所用洗剤か中性の洗濯用洗剤を水で薄めて布に浸すか、
歯ブラシなどにつけて、シミの上からたたきこみます。

指の腹などを使って絨毯の繊維をもみ洗いするように洗剤を泡立てて、
汚れを浮き上がらせます。

ぬれ雑巾で洗剤をふき取り、
乾いた雑巾かティッシュなどで水分を取り除きます。

最後にかたく絞ったタオルでふき取って仕上げをします。

またケチャップやチョコレートなどのどろどろした液状タイプの汚れは
まずは汚れをこそげ取り、ケチャップの場合はオキシドールで、
チョコレートはベンジンでふき取ったあとに中性の洗濯洗剤を薄めた液をつけて、
汚れをたたきだし、ぬれ雑巾+乾拭きの手順で染み抜きを行いましょう。

油性の染み抜き方法

口紅やマニキュア、マジックなどの油性のシミがついた場合には、
ベンジンもしくは除光液を含ませた布をシミの上に置き、
絨毯をたたきながら布に汚れを移し取るようにします。

その後は水性の染み抜きと同様に、
台所用洗剤か中性の洗濯用洗剤を水で薄めて、
布やブラシで汚れをたたき浮き上がらせます。

最後にぬれ雑巾で洗剤をふき取り、
乾いたタオルなどで水気を拭き取って仕上げます。

またクレヨンの汚れはアルコールによるたたき拭きも効果があります。

油性のシミは水性のシミに比べて落ちにくいイメージがあるかもしれませんが、
すぐに正しく対処することでシミが残りにくくなります。

賃貸の退去時、カーペットの汚れのせいで、
敷金が返ってこなかったという引越し時のトラブルもよく耳にします。

どうせ落ちないからと諦めずに、まずは自力で染み抜きに挑戦してみましょう。

あわせて読みたい記事