知ってた?引越しで仏壇を持っていく時の正しい手順

知ってた?引越しで仏壇を持っていく時の正しい手順

長男だと、先祖代々が祭られている仏壇を譲り受け、
守っていくことが多いですよね。

結婚すると、結局は奥さんがお仏壇の管理をすることが多いのですが、
そもそも宗教・宗派が違ったりすると、もう何がなんだかわからないと思います。

お寺さんによってもかなり解釈が違うこともあるため、
正解がわかりにくいのではないでしょうか。

とはいえ、お仏壇の前では手のひらを合わせて拝むことは共通です。
そのように、お仏壇の引越しの際にも基本的なマナーがあります。

仏壇を運ぶときにもマナーがある!?

同じ仏教から派生したものでも、
宗派によって色々と異なる教えがあり、
どれが正しくて、どれが間違いというものはありません。

たいがいは、気持ちの問題ということで大目に見てくれるようです。

もしかしたら自分の家の宗派すら、
自分が喪主になって初めて知ったという人もいるかもしれません。

地方に行くと、立派な仏間に作りつけの、
大きくてきらびやかな仏壇がある家も多いですが、
転勤族ではそんな大きな仏壇は持って動けません。

ご本尊と位牌だけを受け継ぎ、
マンションで家具調の小さな仏壇に祭って、
命日や月命日に手を合わせたりしているのではないでしょうか。

仏壇を購入したときにお寺のお坊さんに来てもらって、
入魂式や開眼供養を行っていたとしたら、
引越しのときにそのまま運んでしまってはいけません。

順番が大事!仏壇引越しの段取り

仏壇に先祖の魂や精を入れてもらったら、
それはもう家具でもモノでもなく、仏様と一体です。

ぞんざいに扱って、他の家具と一緒に、
ぎゅうぎゅうにトラックに押し込んで運んでしまってはいけません。

その前に、やらなければならないことがあります。

移動前にお坊さんに魂抜きをしてもらう

引越しをすることになり、お仏壇を移動しなければならないときは、
いったん位牌とご本尊の魂抜きや精抜きが必要になります。

これは、お世話になっているお寺さんにお願いすれば、
儀式を執り行ってくれます。

魂抜きや精抜きが終われば、
その後は、家具として他の家財と一緒にトラックに載せても大丈夫です。

配置がわかるように写真を撮っておく

仏壇の前で線香に火をつけ、
手を合わせて拝むことを日課にしている人でも、
仏壇に飾ったり置いたりしてある、物の位置を細かく把握している人は少ないでしょう。

ご本尊は真ん中だろうから、と消去法で置いていけば、
なんとなく正解はわからなくても、まぐれで当たっていることもあるかもしれません。

でも、正解がわからないということは、
その配置が本当かどうかはわからないということです。

荷造りする前に、あとから正しい配置がわかるように、
きちんと写真に残しておきましょう。

壊れ物などを梱包する際の注意点は?

魂抜きを行ってもらったとしても、
位牌とご本尊は自分で携帯します。

むき出しのまま運ばずに、白い清潔な布や和紙などで丁寧に包み、
大切に扱いましょう。

割れ物は、慎重にエアパッキンなどのプチプチのシートで、
ひとつずつ丁寧に梱包しましょう。

位牌は、他の仏具とは別に自分で運びます。
白い和紙などで丁寧に包みましょう。

線香を立てる香炉は、灰をファスナー付きのビニール袋に入れたりして、
漏れないようにまとめます。

線香も湿気ったりしないように、
乾燥剤などと一緒にまとめておきましょう。

仏壇の全体を養生するのは、
引越し業者がきちんとキズがつかないように、
また仏壇であることを承知した上できちんと運んでくれます。

運び出す順番

お仏壇を運び出すときは一番最後に出すのが正解のようです。
優先的に一番最初にというわけではなかったんですね。

そして引越し先の家に運び入れるときには、
一番最初に入れるのが正しい作法です。

設置して魂入れをしてもらう

仏壇を置く場所はきまっているでしょうか。

引越し業者に一番最初に運び入れてもらって、
こっちの方がしっくりくるかな、いや待てよ拝むときにはむしろこっちかな、なんて、
仏壇をあちこちに試しに移動するのはやめましょう。

ご先祖様の魂が宿るお仏壇は、
その家の一番良い場所に置くということは言われていますが、
最近の住宅事情ではなかなかそうもいかないこともあるものです。

和室がしっくりくるのか、それともリビングに置くのか、
その家の間取や家族の信心によるのではないでしょうか。

近しい人が亡くなった場合は、
なおさら家族と一緒のリビングに置きたいと思う人もいるでしょう。

そんなときは、他の家具のレイアウトを考えるより先に、
仏壇の置く場所を決めるべきです。
いったん置いたらあちこちに移動しないようにしましょう。

そして、お世話になっているお寺さんに、
入魂や精入れをしてもらいます。

引越しでそれまでのお寺さんが遠くなってしまったら、
同じ宗派のお寺さんを紹介してもらいましょう。

お坊さんへのお布施はどのくらい包むの?

引越し前、引越し後、それぞれでお寺のお坊さんへのお布施が必要です。
遠くから来てもらうなら、お車代も包んでください。

なかなかお布施の相場というものがわからないですよね。

位牌がたくさんあると多めに包んだ方がいいのでは?なんて、
心配になってしまいますよね。

多くても少なくても失礼に当たるのではないかなんて、
気にしだしたらキリがありません。

いつもお付き合いのあるお寺なら、事前に教えてもらうといいですよ。

滅多にあることではないのですから、聞いても失礼にはなりませんし、
ハッキリ言ってもらえばそのままの金額を包めばいいだけです。

お気持ちでということなら、
10,000円から20,000円で十分ではないでしょうか。

若い単身者なら5,000円でもいいんです。

高価な仏壇の移動はどこに頼めばよい?

通常は引越し業者で運んでくれます。
ただし、それは小型の仏壇の場合です。

田舎にあるような押入れ半間よりも大きな仏壇だと、話は違ってきます。

家を建てたときに同時に仏壇を作ったなんてときは、
そもそもどうやって仏壇を外して持って行くかが問題です。

そんな大型のものは、何百万円単位で造られたことでしょう。
家が老朽化して建て替えたりする場合は、
その造り付けの仏壇を外すことになります。
そこまでは引越し業者では行ってくれません。
仏壇製造のエキスパートに分解して運び出してもらうことになります。

家を新しくするなら、古くなった部分を掃除してもらったり、
修理してもらったりすることを考えれば、
やはり引越し業者よりも仏壇のことをよく知る専門家に任せるべきです。

考え方はそれぞれ

ここまで仏壇の引越しについて詳しく書いてきましたが、
実は浄土真宗では魂や精の概念がないので、
開眼法要や入魂や抜魂という儀式は行いません。

他でも、そのお寺さんにより、解釈が異なることも多いです。
要は気持ちの問題であり、普段から手を合わせることをせずに、
引越しのときだけ大騒ぎするのはいかがなものか、と思うお寺さんもいます。

ただし、引越し業者により、
抜魂を行っていない仏壇は運ばないとするところもあるようで、
この辺はそれぞれの信仰心により、対応が違ってくるようです。

日ごろあまり信心深くない人でも、なんとなく気になるという人なら、
手順に沿ったマナーやルールを尊重して、
一通りのことをやっておけば後悔はないでしょう。

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