引越しでIKEAの家具を運ばない業者がいるって本当なの?

引越しでIKEAの家具を運ばない業者がいるって本当なの?

IKEAの家具はオシャレでリーズナブルですが、ベッドやタンスなど解体が必要な大型家具は引越しする際にトラブルになることがあります。

ほとんどが一度組み立ててしまうと分解や再組立てが難しく、引越し業者によっては運んでくれないケースがあるからです。

もし移転先でもIKEAの家具を利用したい人は、後で紹介する「カグッコシ!」のような専門業者に依頼する必要があります。

IKEAの家具を引越し先に持って行く際の注意点

まずは、IKEAの家具を業者が拒否する理由と、引越し先に持って行く場合の注意点について見ていきましょう。

業者がIKEAの家具を敬遠する理由

なぜ引越し業者はIKEAの家具を運んでくれないのでしょうか。その理由は、IKEAの家具が組み立て式になっているからです。

でも、ニトリやカインズなど、他の業者も組み立て式の家具がたくさんあるにもかかわらず、なぜIKEAだけがダメなのでしょうか。その理由をまとめてみました。

組立に木ネジを使っている

一番の理由は、組立に木ネジと呼ばれる差し込み型のネジを使用しているからです。木ネジは穴に木を差し込むだけというシンプルなネジで、組み立てるのがとても簡単なうえに金属を使う必要がないのが特徴です。

ただ、木ネジは一度差し込んでしまうと穴が広がってしまい、分解して再組立てようとしても、うまく固定できなくなってしまうというデメリットがあります。

無理やり分解して再び組み立てても、ぐらつきや破損の恐れがあるため、対応してくれない引越し業者が多くなっています。

木ネジについてはこちらのページの解説が詳しいので、気になる人は参考にして下さい。

部品が細かい

IKEAの家具は、細かいパーツからすべて自分で組み立てる物が多く、分解するとなるとネジ一本一本、板一枚一枚まで分解しなければならなくなります。

そんな細かい作業をしていると、引越し作業に時間がかかってしまいますし、部品を紛失してしまう恐れも出てきます。

これも業者に拒否されてしまう大きな理由の一つです。

サイズが大きい

分解するのが大変なら、そのまま運べば良い…と言いたいところですが、IKEAの家具はサイズが大きいのが特徴。スウェーデン製の家具なので、日本製よりも大きく作られています。

分解せずに運べるサイズであれば問題ないのですが、そのままでは運べないサイズの家具が多く、どうしても分解が必要となってしまいます。

引越し先にIKEAの家具を持っていくには

引越し先にIKEAの家具を運びたいときは、必ず事前に引越し業者に対応してもらえるかどうか確認しましょう。

引越し当日に「運べません」と言われてトラブルになってしまわないように、必ず事前に確認することが大切です。

もし引越し業者に拒否されてしまった場合は、IKEAの家具だけ別に、専門の業者を呼んで分解や組み立てを依頼する必要があります。

実際に「カグッコシ!」というサービスがあるので、具体的なサービス内容などを紹介します。

カグッコシでIKEAの家具を運ぶ際の料金相場

以下は「カグッコシ」の公式サイトに掲載されている料金の一例です。
IKEAの人気家具を運ぶ場合の相場がわかるので、ぜひ参考にして下さい。

STUVAロフトベッド

IKEASTUVAロフトベッド料金

STUVAロフトベッドは、ベッドに勉強机、本棚、洋服ダンスが備え付けられている商品です。

ロフトベッドと言えば、多くのメーカーは別売り付属で机や本棚が自由に組み立てられるようになっていますが、この商品は初めからすべて本体に取り付ける構造になっているのが特徴です。

作りがしっかりしていて使い勝手は良いのですが、分解や再組立てが難しく引越し業者には嫌煙されやすい家具の一つです。

MALMベッド

IKEAMALMベッド料金

MALMベッドの跳ね上げ収納タイプは、ベッドマットを上げるとその下がすべて収納スペースとなっている商品です。

ベッドの下の収納と言えば、普通は引出タイプが一般的なのですが、このベッドはマット下をすべて収納スペースとして活用できるため、大型の物を収納することができます。

現在は廃版となっているため、新たに購入することは難しく、引越しで手放してしまうのは惜しい商品でもあります。

PAXワードローブ

IKEAPAXワードローブ料金

IKEAのPAXシリーズは、圧倒的収納力を誇る家具としてとても人気の高いシリーズです。

このシリーズは、引出しやラックなどを自由に組み合わせて、自分の使いやすいようにカスタマイズすることができるので、自分だけのオリジナル収納を作り上げることができます。

ただ、その分解体が難しい家具でもあり、引越し業者には嫌煙されてしまいます。

HEMNESデイベッド

IKEAHEMNESデイベッド料金

HEMNESデイベッドは、横幅を自由に伸縮させることができるベッドです。

最小で80センチ、最大160センチのクイーンサイズまで伸縮が可能で、昼間はソファ、夜はベッド、友人が来たときはダブルベッドなど、用途に合わせて幅を決めることができます。

収納力も抜群で、衣装ケース3つ分の洋服を収納することができる優れもの。機能性にもデザイン性にも優れた万能ベッドです。

 

上記で紹介しきれなかった家具の料金は、「カグッコシ」の公式サイトで確認できます。

カグッコシの公式サイトはこちら

まとめ

IKEAの家具を移転先に持って行きたいと思ったら、まずは引越し業者に確認してみることが大切です。

もしも断られてしまった場合は、「カグッコシ!」のような専門業者に相談して、新居へ運ぶのにいくらかかるか確認してみましょう。

IKEAの家具は日本でもとても人気が高く、引越し業者に断られたからといって、諦めてしまうのはもったいないです。

専門業者をうまく活用して、大切な家具と一緒に引越しをしましょう。