パソコンの引越しでもっとも注意したいのは、データの保管です。
もちろんパソコン本体も高価な物なので破損には十分気をつけたいところですが、
データの扱いには、本体以上に気を配る必要があります。
引越し前に必ずバックアップをとって、全てのデータを保存しておきましょう。
万が一パソコンが破損した場合、パソコン本体は買い換えることができますが、
データは一度消えてしまったら二度と戻すことができません。
大切なデータには価格はつけられないので、自己責任でしっかり管理しましょう。
データのバックアップにおすすめなのは外付けハードディスク
パソコンのデータをバックアップする際には、外付けのハードディスクが便利です。
USBメモリなどでもバックアップは取れますが、
容量が限られているのでデータが多い場合には入りきらない可能性があります。
複数のUSBメモリに分割してデータを保存しようとすると、
保存のし忘れや、USBメモリ自体の紛失の可能性が高くなるので注意が必要です。
一方で、外付けのハードディスクであれば容量が大きいので、
データの量を気にせずに、大事なデータを丸ごと保存できるのでとても便利です。
外付けのハードディスクは、USBメモリに比べればかさばりますが、
その分紛失する可能性も低いので、大切なデータを保存する際にはオススメです。
パソコンの電源は動かす30分前には切っておこう
引越しの際には、少なくとも移動の30分前にはパソコンの電源を切っておきましょう。
電源を切った直後は、PC内でファンなどが動いていたり、
まだ帯電している可能性があります。
そのような状態でパソコンを移動させると、
故障の原因にもなるので注意が必要です。
また長時間使用した直後などは、
電源を切ってもパソコンが熱を持っている場合があるので、
不用意に持ち上げようとすると、熱さで手を離してしまうこともあります。
こうした事故を防ぐためにも、移動の30分~1時間前には電源を切って、
パソコンを動かせる状態を整えておきましょう。
パソコンに触る前には、念のため別の鉄製品に触るなどして、
静電気を放出しておきましょう。
引越し後の配線で迷わないように、各コードには目印を
パソコンの電源を切ったら、全ての配線を抜いた状態で移動しますが、
配線が分からなくならないように、各コードには目印をつけておきましょう。
その際には配線を外す前に、コードの差し込み口を確認することが大切です。
似たような形状の差し込み口が多いので、
慣れていない人は一度外してしまうとわからなくなってしまう場合があります。
必ず事前に色つきのテープや付箋を貼るなどして、
各配線をわかりやすく整理しておきましょう。
なお、新居の部屋のレイアウトによっては、
今まで使っていたコードでは長さが足りなくなる恐れもあります。
事前にパソコンを設置する位置を決めた上で、
各種コードの長さを確認しておくとスムーズに作業が進むでしょう。
特にインターネットにつなぐためのLANケーブルの長さに注意しましょう。
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- データ(情報)はお金を払っても戻ってこない
- データ保存には外付けのハードディスクが便利
- パソコンの配線は複雑なので、外す前に目印を