高価な置物やAV機器は補償対象外になる場合もある

高価な置物やAV機器は、保障対象外になる場合もあるので要注意!

引越しを業者に依頼すると、必然的に保険に加入することになります。
これは荷物が破損してしまった場合に、修理や弁償をしてもらえるものです。

しかし、実はこの保険では適用外になる荷物もいくつかあります。

こうした荷物を引っ越す場合には必ず注意しておきましょう。

高価な品物は補償できない

万が一、引越し作業中の事故で荷物が破損した場合に備えて、
業者では保険に加入しており、契約をすると客の荷物に保険がかかります。

保険では、破損品があった場合、以下の順で補償が適用されます。

  • 破損品の修理
  • 破損品と同等の代替品に交換
  • 破損品と同等額の弁償

つまり、修理も交換もできない場合には同額の金額で弁償となるわけです。
しかし、この保険が適用されない荷物もいくつか存在します。

それが、オーダーメイドの置物やアンティーク家具などの荷物です。

こうした荷物はそもそも修繕が不可能で、代替品はないも同然。
しかも弁償しようとするとかなりの高額になってしまいます。

一方、こうした引越しの保険には上限額が設定されており、
それを超える補償はできないものになっています。

また業者によっては、そもそも保険の内容に、
「特殊な品物に関しては補償適用外とする」
という注意書きがあることもあるのです。

そのため、自分の荷物の中で、
保険の上限額を超えるものや適用外のものはないか、
事前にしっかりと確認しておくことが必要です。

個別で有料保険に加入したほうが良い場合も

引越し業者の保険だけでは補償しきれない荷物を引越しする場合、
別途有料の保険への加入を考えたほうがいいこともあります。

これは、通常加入している保険に加えて、
さらに高額の補償などが可能になるもので、
当然有料ですが、その分心配は減りますね。

ただし、別の有料保険にも、
保険が適用される荷物種や上限金額は設定されていますので、
しっかり確認するようにしましょう。

ちなみに、業者によっては、
こうした有料保険の手続きを代行してくれることもあるため、
もし自分の荷物が心配なら、保険適用外になる荷物はないか、
あるとすればその荷物に適用する保険がないか、
まず業者に相談してみるといいでしょう。

電化製品は使えなくなっても故障じゃない?

引越しで一番気をつけたい荷物は「電化製品」です。

こうした電化製品の破損には定義があり、
こういった電化製品の故障で保険が適用されるのは、
原則として「外部に損傷があった場合」のみなのです。

つまり、どこかにぶつけて機器が作動しなくなった場合でも
外部に損傷がなければ保険が下りないという可能性があるということ。

こういったことがあるため、電化製品を引越す際は、とにかく厳重に梱包し、
さらに「ワレモノ」扱いであるとして、業者に丁寧に運んでもらうしかありません。

最近では特に引越し前後でPCの調子がおかしくなった、
などのトラブルが増えているようですが、
特にこういったものは補償の対象にはなりにくいので注意してください。

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