引越し前には、旧居をきちんと掃除しておくことが大切です。
掃除が足りないと、退去時にハウスクリーニング費用などを請求され、
敷金がきちんと戻ってこないことがあります。
特に念入りに掃除する必要があるのは、換気扇。
油汚れは、きれいに取り去っておくようにしましょう。
油汚れは原状回復費用を請求されることがあるので注意!
賃貸住宅を借りた場合は、退去時には「原状回復」をすることが必要です。
原状回復とは、住んでいれば仕方がない汚れなどを別として、
借りた時と同じ状態にすることです。
日光による畳の日焼けは、テレビや冷蔵庫の後ろの壁の電気やけなどは、
仕方がない汚れとして、原状回復には含まれません。
ただし油汚れは、きちんと落としておかないと、
原状回復のための費用を請求されることがあります。
油汚れを落とすためには、ハウスクリーニングをすることになります。
数万円の費用がかかりますので、注意しましょう。
換気扇の掃除の仕方は?
換気扇を掃除するには、まずフィルターを外してから、
分解できるものは全て分解します。
シンクにぬるま湯を張り、中性洗剤と溶かしたところに、
それら分解した部品を付けておきます。
1時間ほどつけておけば、油汚れが浮いてきますから、
さらにスポンジなどで擦ってていねいに落としましょう。
分解できないところについては、中性洗剤を含ませたティッシュペーパーなどを、
上から貼り付けておくと、油汚れが落ちやすくなります。
これも、スポンジなどでさらに擦って、汚れをきれいに落とします。
キッチンの壁もきれいに
キッチンの壁に油汚れがはね付いていることもあると思います。
これもきちんと落としておくようにしましょう。
落とし方は、換気扇の場合とおなじ。
中性洗剤を含ませたティッシュペーパーを貼り付けて、油を浮かせてから落とします。
ただし壁の場合には、強くこすると壁紙が傷つくことがあります。
ナイロンたわしなどは使わずに、スポンジなどでやさしく擦るようにしましょう。