畳のお掃除方法、タバコの灰の取り方

畳のお掃除方法、タバコの灰の取り方

賃貸ではほとんどの部屋に畳の部屋(和室)があります。
ですが、この畳の手入れって普段どのように行うのがベストなのか、
よくわからないという方も多いと思います。

掃除機をかけるだけではダメです。
カビを生えないように対策をする必要があります。

しかも、タバコの灰などを落としてしまうと、
畳には一瞬で焦げ跡が付いてしまい、
その部屋を出ていく時に、補修費を取られてしまうこともあります。

そこでここでは、畳の掃除方法や、
タバコ落とした場合の跡を目立たなくする方法などについて解説します。

畳の手入れについて

畳の日常の手入れは、
掃除機やほうきで表面のホコリを取り除くだけで十分です。

また市販の畳用の簡易モップもを利用してもよいでしょう。

簡易モップを使う際には、
畳の目にそって掃除機やモップをかけるのがポイントです。

目に逆らうと畳を傷める原因になり、
また汚れもしっかり取れません。

このような簡単な掃除で良いので、できれば毎日行うのが理想です。

長くホコリをためこんでしまうと、
表面の目に絡まってその後の掃除が大変になります。

少なくとも週に一度は掃除をするよう心がけましょう。

特に部屋の隅や畳の縁にはホコリがたまりやすいので、
ホコリがたまっていないか確認し、たまっている時はかき出すようにしましょう。

畳の除菌や防虫対策も

1~2ヶ月に一回程度、
酢を薄めた酢水で雑巾を絞って拭くと除菌効果が高まります。

ただし畳は湿気に弱いので、その後は乾拭きも忘れずに行いましょう。

また畳用の害虫薬を利用した、
害虫駆除も定期的に行うと安心です。

スプレータイプの他に、畳の内部に薬剤を注入できるタイプもあるので、
畳の内側も外側も清潔に保つようにしましょう。

ダニなどの害虫はアレルギーの元にもなるので、
小さい子供がいる家庭やアレルギー体質の人は定期的に行うことをおすすめします。

畳のカビ対策

畳は水分を含みやすいので、
梅雨の時期など湿気が多くなるとカビが生えやすくなります。

日ごろから部屋の除湿をこまめに行い、
畳を乾燥させた状態に保つことが大切です。

特に畳の上にカーペットを敷いている人や、
布団を利用している人、畳の上にベッドのマットレスを
直に置いている人は要注意です。

畳と敷物との間に湿気がこもりやすく、
特に寝ている間には想像以上に汗をかくものなので、
布団やマットレスを置いた状態が続くとカビが生えやすくなります。

布団はしきっぱなしにせずに毎日上げ、
マットレスも定期的に壁に立てかけて乾燥させるように心がけましょう。

また布団やマットレスの下にすのこを敷いたり、
湿気防止シートを利用するのも有効です。

それでもカビが生えてしまったときには、
早めにカビ掃除をすることが大切です。

カビ掃除の際にはカビが体につかないよう、
マスクや手袋などを着用して行います。

天気の良い日を見はからって、窓を開けた状態で畳を乾燥させます。
天候が優れない時期には、ドライヤーなどで乾燥させても良いでしょう。

その後、掃除機でカビの部分を吸い取ります。
最後にアルコールなどで表面を消毒し乾拭きをして仕上げます。

さらに使った掃除機は内部も掃除して、カビを残さないようにしましょう。

また水拭きはカビを畳の内部に侵入させて、
さらに湿気の原因にもなるので避けるようにしましょう。

カビは一度生えてしまうと、何度も繰り返し生えてくることがあるので、
まずは生えないように管理することが重要です。

畳にタバコの灰がついた時はどうする?

タバコの灰で畳を焦がしまった場合、
焦げ事態を除去することはできませんが、
焦げた部分を目立たなくすることはできます。

焦げて変色した部分にキッチン用の漂白剤を薄めた液を塗布します。
この方法である程度は焦げ色が漂白されて目立たなくなります。

ただし焦げが大きい場合は、漂白剤液をたわしなどにつけて
こすらなければ落ちない場合もあります。

その際は畳が毛羽立ってしまう可能性があるので、
できるだけたわしを細かく動かして、畳の傷みを最小限にするよう心がけましょう。

漂白が終わったら、表面に木工用ボンドを水で薄めたものを塗布すると、
毛羽立ちが抑えられて、さらに表面が保護されるのでおすすめです。

あわせて読みたい記事