フローリングは見た目の良さと掃除のしやすさから根強い人気がありますが、
傷がつきやすいところが最大の欠点です。
また、畳の場合は表替えなどで簡単に修繕できるのに対して、
フローリングは修理が大掛かりになる可能性があるので、
賃貸物件の場合は使用にあたって注意が必要です。
フローリングの部屋を賃貸するときには注意が必要
畳の部屋に比べてどうしても傷が目立ちやすいため、
通常使用でついた傷でも退去時に修繕を求められてしまう場合もあります。
中にはかなり高い張替えの費用を請求してくる大家さんもいるので、
フローリングの部屋を借りるなら、なるべく傷をつけないように工夫しましょう。
特に大型の家具などを配置する際には、
床に傷がつかないようにカバーをつけるなどの配慮が必要になります。
キチンと傷をつけないための配慮をした上で、なおついてしまった傷については、
「通常使用の範囲」ということを主張でき、大家側の請求を断る理由にもなります。
傷つけないための工夫~イスやテーブルの場合
テーブルやイスを使用する場合は、
脚の部分に専用のカバーをつけると床に傷がつきにくくなります。
特にイスは頻繁に出し引きをするので、必ずつけるようにしましょう。
現在は様々なタイプの脚カバーが登場しており、
価格も四脚分で千円前後とお手ごろなものもあるのでおすすめです。
さらにこうしたカバーをつけることは騒音対策にもなります。
多くの賃貸物件が集合住宅タイプだと思いますが、
階下の住人に迷惑をかけないためにも、
こうした気配りは心がけたいものです。
傷つけないための工夫 ~大型家具や家電製品の場合~
一方で、大型家具や家電製品を配置する場合には
脚カバーなどをつけることができません。
その際には、ゴムマットなどを下に敷いて、
家具が直接床に当たらないようにしましょう。
大型家具や家電製品は頻繁に動かすことは少ないと思いますが、
家具の配置換えや引越しの際には床を傷つけやすくなります。
さらに重量と大きさがある分、傷が大きくなる可能性があるので、
移動には細心の注意が必要です。
できれば耐震用のシリコン性マットなどを利用して、
いざという時の転倒にも備えておくとより安心です。
引越し業者の中には、別売りで耐震グッズなどを扱っているところもあり、
そのような業者に頼めば、搬入の際に傷がつかないようにカバーなどをつけた上で、
設置をお願いすることもできます。
多少追加費用はかかりますが、
大型家具などが多い人は検討してみる価値はあると思います。