引越し先の地盤や活断層の調べ方

引越し先の地盤や活断層の調べ方

日本が火山大国であるという事実は、
もはやどうしようもできないので、
いかに減災に努めるかが重要になります。

地震が起きてしまうことは仕方ないにしても、
地盤のやわらかい揺れやすい土地では、
転倒の危険のない低い家具を選んだり配置に気をつけたり、
地盤の状態に合わせた生活の見直しが必要でしょう。

引越しをする前に、
土地の状態を簡単に調べられるサイトがありますので紹介します。

建物よりも地盤を重視するワケ

住宅を選ぶ時の1つの指針として、
耐震面を重視する人は多いと思います。

高層マンションなら特に制震、
免震が気になる点なのではないでしょうか。

ですが、地震対策のしっかりとした建物を選ぶことと同じように、
肝心な基礎部分である地盤もしっかりした場所を選びたいものです。

お皿の上に固形の羊羹と同じ大きさに切った絹豆腐を離して置き、
それぞれ中央に爪楊枝を軽く垂直に刺します。

そしてお皿を手に持ってブルブル揺らしてみると、
どちらに刺した爪楊枝が激しく動くと思いますか?

わざわざ実験をしなくても想像できると思いますが、
絹豆腐の方が揺れが大きく水も出てきてしまいます。

このように地盤がやわらかい土地や水を含んだ土地は、
大きな地震が起きた際に大きな揺れにつながり、液状化の危険もあります。

あなたの選んだ新居は揺れやすい場所ですか?

賃貸募集の広告には木造とか鉄筋コンクリート造など、
建物の構造は書かれているけれども、
地盤のことなんて一言も書かれていなかったし、
気にもしていなかった、という人が多いでしょう。

でも、地盤が弱く揺れやすい土地だったということがわかれば、
夜寝る時の枕元には倒れてくるような危険のあるものは極力置かなくなるし、
家具の転倒防止グッズも揃えるのではないでしょうか。

心がけ次第で減災につながるのです。
実際にあなたの住む場所がどんな土地であるかを調べてみましょう。

地震に関するあらゆる情報が一目瞭然!

防災科学技術研究所の「地震ハザードステーション」のトップ画面で、
オレンジ色のスタートボタンをクリックすると、
J-SHIS Mapが開き、ページ左上のボックスに住所を入力すると、
下に小さいダイアログボックスが現れるので、近い番地のものを選びましょう。

右の表層地盤のタブを選ぶと、
揺れやすさの目安が段階別に色分けされて表示されます。

加えて、主要活断層帯や、
その他の活断層なども重ねて見ることができます。

直下に活断層があっても、
その上の地盤はやわらかかったり固かったり様々です。

いつ来るかわからない地震に対して、
怯えながら生活するのではなく、家具の転倒を防止したり、
食料品や消耗品を備えて安心感を持って生活した方がいいですよね。

どんな土地か前もってわかっていれば、
それに応じた対策が立てられるはずですし、
心構えもできます。いざという時に慌てずに済みますよ。

参考サイト : J-SHIS 地震ハザードステーション

ほかの災害の起こりやすさも知っておきたい

自然災害は何も地震に限ったことではありません。
たとえば台風による水害です。

1日で1ヶ月分もの降水量となる雨が集中して降り、
あっという間に浸水して逃げる間もなく、
犠牲になったお年寄りもいます。

引越した先が川に近いなら、
川の氾濫による冠水や浸水にも気をつける必要がありますし、
崖崩れや土砂崩れの心配のある土地だってあります。

その土地の特性を理解し、
起こりやすい災害を事前に知っておくことが大切です。

子どもなら学校でその土地で起こりうる災害に備えた、
避難訓練をやっていることも多いですが、
引越してきた大人は積極的に自分で調べない限りまずわかりません。

その調べ方としておすすめなのが、
「国土交通相ハザードマップポータルサイト」です。

おおまかな住所を入れて検索すれば、
身の回りでどんな災害が起こる危険性があるのかがわかります。

参照サイト: 国土交通相ハザードマップポータルサイト

まず、住所検索欄のボックスに調べたい住所を入力しましょう。
するとその土地の災害リスクが一覧になって文字で表示されます。

その後、右下の青文字の「災害リスクを地図で見るを」クリックします。
すると「重ねるハザードマップ」の地図が開きます。

左の防災情報の画面で、各種ハザード情報をクリックすると、
洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域、
土砂災害危険箇所などが地図上に色分けして現れます。

何の変化もない場合は、
地図の縮尺をいろいろ変えて見てみましょう。

土石流の警戒区域や地滑りの危険のある地域、
急傾斜地がある場所などが一目でわかります。

明治時代の低湿地だったり、
大規模盛土造成地も調べることができるので、
これから住宅を購入しようという人は参考になることが多いでしょう。

そしてこの地図のすごいところは、
昔の土地の様子が写真で見られることです。

古くは1945年から1950年の間に撮られた、
航空写真が載っている地区もあります。

ある程度大きな都市に限られるのですが、
段階を追って新しい年代の写真をクリックしていくと、
その土地の変遷や発展の様子が感じられます。

埋立地にできた夢の国を見てみましたが、
なかなか興味深いものがありました。

昔の写真を見れば、そこが山だったところを切り崩して宅地にしたのか、
沼や池だったのか、水田や畑だったのかなどを見ることができます。

地名の由来なども古い写真を見て気がつくこともあるでしょう。

これから住宅を選ぼうとする人は参考になることがたくさんあります。
ぜひ一度確かめてみることをおすすめします。

まとめ

いつ来るかわからない自然災害に対して、
あれやこれやと心配をして怯えながら暮らす必要はありません。

雪国では雪が降り積もった時のために雪かき道具を備えていたり、
車のスノータイヤやチェーンを準備していて、
ちょっとやそっとの降雪では動じません。

それに比べて、ほんの少しの雪で交通マヒになり、
普段の生活が立ちいかなくなるのが、
雪とは縁のない地域に暮らす人たちです。

そのように、いつか起こりうる災害に対しての備えが、
あるとないとでは大違いです。

その地域の地盤や災害の特性を知り、
それに応じた備えがあれば、
いざという時も安心して落ち着いた行動が取れるのではないでしょうか。

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