シェアハウスに引越したい!物件数が多い地域はどこ?

シェアハウスに引越したい!物件数が多い地域はどこ?

ちょっと前までは「シェアハウス」というと特別な感じで、
普通の学生や勤め人が住むには、
なんとなく敷居が高いような気がしていませんでしたか?

でも、今はドラマやメディアの影響か、
初期費用や家賃の安さにひかれてシェアハウスを選ぶ人が増えています。

これからますます伸びるであろうシェアハウス需要ですが、
どんなところにシェアハウスは多いのでしょうか?

まずはシェアハウスを知ろう

シェアハウスとは、一つの建物に、
それぞれのプライベート空間と共有部分を同時に持ちながら、
複数の人が生活する形態の家を言います。

ざっくり言うと、個人のプライベートルームがあり、
トイレ、バス、キッチン、リビングが共同というタイプが多いですね。

シェアハウスとゲストハウス

少し前まではシェアハウスというよりも、
ゲストハウスという言葉のほうが一般的でした。

ゲストハウスは多くの場合一泊から宿泊できるため、
長期逗留する外国人旅行客に安価な宿として使われていて、
そういった外国人とのコミュニケーションを求めて入る日本人が多かったようです。

実は、シェアハウスとゲストハウスに明確な定義の違いはありません。
イメージ的にゲストハウスが逗留型なのに対して、
シェアハウスはある程度の期間、
そこに住むことを前提にしているイメージの違いがあるくらいです。

シェアハウスのメリットは?

なんと言ってもシェアハウスの最大のメリットは、
金銭的に節約できることです。

ワンループタイプの狭いアパートよりも家賃が安くなるだけでなく、
共有部分にテレビや洗濯機、調理器具などが、
一通り揃っているシェアハウスのほうが断然初期費用も安くなります。

また、一人暮らしは怖いとか寂しさに耐えられそうにない人、
あるいはどうしてもペットが飼いたい人にもシェアハウスはおすすめです。

一人暮らしのワンルームで、
ペット可物件を探すのはまだまだ日本では大変ですが、
シェアハウスならばそこに住んでいる人全体で猫を飼うとか、
犬を飼うというところもあります。

ハウスメイトがいるから誰かが面倒を見てくれるので、
出張や外泊の際もペットの世話を気にしないでいいのも大きいですよね。

シェアハウスのデメリットは?

プライバシーや騒音問題が起きやすいことは、
安易に想像がつくと思います。

また、生活習慣の違う人たちが複数で暮らすわけですから、
ある人は共用部分のキッチンをきれいに掃除して使っていたつもりでも、
他の人から見れば「耐えられないほど汚い!使いっぱなし!」
ということもあります。

信じられないかもしれませんが、
冷蔵庫の中に楽しみにとっておいたプリンを誰かが食べてしまったとか、
非常食にとっておいたカップ麺を無断で食べられたとか、
「大の大人がこんなことで喧嘩しますかね?」と思うようないさかいも意外と起きます。

その他、窃盗の被害にあったり、入居者同士で恋愛沙汰になり、
すったもんだのあげくに一人が出て行くことになった場合、
家賃の支払いはどうするのかとか、
共同生活が崩壊した場合に共同で購入した家具家電はどう分けるのかとか、
かなり面倒くさいトラブルにならないとも限りません。

こういうトラブルを避けるためには、個人運営ではなく、
運営会社が仲介に入っているシェアハウスを選ぶという手もあります。

住みたいシェアハウスを選ぶ

今はシェアハウスの数も増えてきましたが、入居者には様々な人がいて、
おすすめできる物件もとてもおすすめできない物件もあります。

自分に合った物件はどうみつけたらいいのでしょうか?

シェアハウスが多いのは?

まず、シェアハウスに住んでみたいけれども、シェアハウスってどこらへんにあるんだろう?
と思ったあなた、まずはネットで探してみましょう。

今はシェアハウスの空き部屋を紹介するサイトは山ほどあります。
そこでまずはどのあたりにどんなシェアハウスが多いのか、感覚をつかんでおきます。

やはり都会が多い

当然ですが、人口が多く、単身の人が集まってくる都会のほうが、
シェアハウスの物件数は圧倒的に多いです。

また、都会型のシェアハウスは前出のように仲介業者が入っていたり、
清掃業者が毎日清掃に入ったり、
食材の買い物をしてくれたりとかなり便利になっているところもあります。

それなりに家賃も高くなりますが、多忙な人にはありがたいかもしれません。
また、六本木など都心にあるものは外国人用ゲストハウスから始まったものもあります。

国際交流が得意でちょっとやそっとのトラブルにはびくともしない、
強いハートの持ち主ならば楽しい生活が送れるでしょう。

ただし「国際交流に憧れて」とか「外国人の恋人が欲しくて」
なんていう軽い気持ちでこういう場所に住むと、
苦労するかもしれませんよ。

ハウスメイトの中に24アワーパーティーピープルみたいな人がいたら、
夜中の騒音は覚悟しなければならないし、
なにせ相手は何かあったら荷物をまとめて、
とっとと国に帰ってしまえる立場なのですから、
トラブルに巻き込まれた時に泣き寝入りになる可能性だってあります。

郊外型シェアハウスに注目

やはり若者向け、単身向けというイメージが、
どうしても都会型のシェアハウスにはありますが、
数は都会型ほど多くないものの、
郊外型のシェアハウスも今注目され始めています。

郊外型の場合、少子高齢化の影響で、
自分の持ち家を持て余した単身の人、
または夫婦の高齢者が家の空いているスペースを改装して、
シェアハウスにするケースも増えています。
なんだか一昔前の下宿みたいなノリですよね。

家主にしてみれば、独居では色々と不便になってきたとか、
年金だけでは足りずに経済的に定収入がないと、
住み慣れた家を手放さなければいけないかもしれないという不安がある時に、
一緒に住んでくれる若者やファミリーが出てくれば、
安定収入になるだけでなく心強いですよね。

また、こういうシェアハウスは母子家庭なども受け入れているところが多く、
一人で子育てをしながら働いているお母さんにしてみれば、
自分がいない時でも誰かが子どもの気配を感じていてくれるというのは、
心強いのではないでしょうか。

まだまだ数は少ないですが、
こういうファミリータイプのシェアハウスも、
郊外にこれから増えてくるのではないかと思います。

いっそ田舎でシェアハウス

田舎でのんびりと家庭菜園でも楽しみながら暮らしたいけど、
一人じゃ不安という人には、最近では田舎型のシェアハウスもあります。

過疎が進んでいるような場所なら、家も家に隣接した畑も、
下手したら井戸まで格安で借りることができますし、
家畑全部合わせて500万円で売りたいなんていう話もゴロゴロあるので、
バイタリティに自信がある人は、
自分で田舎型シェアハウスのオーナー兼管理人になるという道もあります。

地方移住に興味があるけれども、
地方に住んだら収入のめどが立たないという人には、
一つの解決策になるかもしれません。

どこに住むのか、どういう人と住むのか、
シェアハウスを選ぶ際にはきちんとしたコンセプトがあり、
住人がそれを理解して暮らしているところがおすすめです。

たとえば、女性専用だったり、猫好き専用、アーティスト専用などなど、
「似た者同士」でライフスタイルや生活に求めるものが共通のハウスメイトなら、
お互いにストレスを感じることも少ないでしょう。

そして、いずれの場合でも直感で決めてしまわないで、
じっくりと考えて本当に自分がここでやっていけるかどうか、見極めてから借りましょう。

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